虹色プライヴェイトflavor

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精神が女児な人の備忘録

私にはなぜシャニマスが合わなかったのか?

最近シャニマスが着実に勢力を伸ばしている。
Vtuberの界隈でブームが起きたのと2周年記念を迎えたのが大きな転機になっているようで、それ自体は良いことだと思う。
この手のソシャゲでもリズムゲーは食傷気味だからリズムゲーじゃない方式を取ったのも賢明。
しかし自分は最初期にやりまくった結果全くと言っていいほど肌に合わなかった(数ヶ月前に久々にやったら数分で飽きてOFAをやり始めた)ので、そういう世間の流れを指を咥えて傍観している。
シャニマスは無印アイマスに仕様が似てるから評判、というカバーストーリーになってるけど、どちらかといえば無印時代の人間である自分から見るとそれは方便でしかないと常々思っていて、これはその証左と何故自分にはシャニマスのゲーム性がそこまで合わなかったのかを自己分析したいだけの記事です。

アイマス自体との付き合いは長いし現行の主流であるデレやミリなどの情報もそれなりに集めるようにしてるし、別にシャニ自体をぼろくそ批判したい訳ではないし、これを書くにあたって別段新たにプレイした訳でもないので、精神的には無印時代に取り残された老害の戯言として適当に聞き流して欲しい。



ゲーム性。
ライブパートでは審査員がいてアピールで凌ぎを削り合うという様式は同じでも、無印は審査員を帰らせちゃいけないのに対してシャは審査員を退治するし、ポイント取り合うのとHP削り合うのも違うし、むしろ真逆と言っても過言ではない。
レッスンにおいても無印ではそれなりの会話があるけど、シャニは完全に数字との戦いなので、そこも飽きがきてしまうというか、自分としてはアイドルを育てる過程が作業的に思えてしまう。
ソシャゲという媒体である都合上こうなるのは仕方ないのだが、ミリシタの仕事みたいに何かしらのフォローがあれば…

無印は1年=50週という劇中プロデュース期間が設けられているので1周回中にそのアイドルに対する理解が深めやすいけど、シャニはランクアップ期間に制約があってその短い間に目標を達成できないと強制的にその周回が終わってしまう。つまりそのゲーム中に攻略していたそのアイドルはそこで終わる。
これが自分にとっては致命的にモチベーションを下げる要素の一つでもあり、そのアイドルの理解を深めて高ランククリアを目指す為には一定のトライアンドエラーとカードの装備が必要になる。
勿論そのトライアンドエラー自体が戦略性ともいえるし、カードのパーティやスケジュールといったプランを詰めて最適解を見つけるのがシャニの面白さとも言えるんだと思うけど、自分としては短いスパンで何度も同じアイドルとの関係をやり直すのは色んな意味で虚しく思えてならない。
(OFAもプロデュース期間が無制限になった割にはコミュが少ないのでマンネリが来るといった問題点があったが…)
この辺は割と深刻で、仮にシャニに水瀬伊織がいても続けられる自信がない。(そもそもプラチナもステラもプレイしてないしな…)

キャラクターデザイン。
数年前に「アイドルコネクト」という幻のアイドルソシャゲがあったんだけど、その作品のキャラデザとシャニのキャラデザが酷似してるというかおそらく同じ人らしいという噂を見て久しい。
たぶん一緒なんだろうなっていう憶測止まりなのでちゃんと裏は取ってないけど、まあ見るからに画風が同じだしな…(衣装の雰囲気も…)


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最低限知ってる事と容姿だけで判断すると、恋鐘(乳)と冬優子が好みなんだけど、おそらくこの二人ほどエアプ層を狩る存在はいないと思う。

アイコネは色々滑って4ヶ月でサービス終わったんだけどなんでその作品が名を残してるのかと言えば、章仕立てのユニットストーリーの完成度が恐ろしく高くて、アイドル同士の衝突を逃げずに描いたり女児アニみたいにカオスなギャグも繰り広げられたりする。有償でノベルアプリも配信してるので気になった人は調べたりアプリ落としたりしてみて欲しい。

シャニのコミュもライターもアイドルコネクトと一緒というか葉巡さん(の所属するグループ)なのではないかっていう噂も立ってたけど、結局その辺は分からずじまい。
そして自分で読んだり聞き齧ったりした限りではシャニでもアイドル同士のドラマチックな交流だったりアイドルの奥底が深い真実が見えたりするコミュの評判を散見するし、その辺がウケるのは分かる。むしろキャラデザも似ててシナリオも良いせいで一部の人達からはアイドルコネクトのIFみたいな言われ様をしてたのをよく覚えている。

でもそこまでよく出来てるであろうことを理解した上で自分には殆ど刺さるものがなくて、それは何故かというと「Pとアイドルの繋がりが希薄に感じられる」からってのがある。
アイマスは元来プレイヤー視点であるプロデューサーという存在と攻略対象のアイドルのマンツーマンの交流が面白さの一つだったと思うんだけど、シャニではアイドル同士が濃密な交流をするシーンが極めて多い印象がある。
勿論それは女女の感情のやりとりを享受したがるオタク層の人々が増えたから時代のニーズに合っていてちゃんと時代の流れに即したブランド提供だし変化だし、自分だって女と女が二人で一つのチームを組むアイカツフレンズが好きなので、そうやってシャニに沼る人の気持ちは痛いほど分かるんだけど、それはそれとして私はアイマス(少なくともゲーム)にPとアイドルの二人三脚を求めてるので女同士の関係強化はあまり求めてない…というかガルのパでも思ったけどプレイヤー要らない空気だと興醒めしてしまうというか一歩引いてしまう気持ちがある。
これはギャルゲーとしてきゃっきゃしたいとかそういうのじゃなくて、アイマスというブランドにはちゃんとプレイヤーの視点にいるPという存在とアイドルが100%対面で向き合ったり二人三脚で何かを成し遂げるような作りを望んでるけど自分が触れた限りではあんまりそういう作りには見えなかったっていう。
(コミュではなくちゃんとした一本筋のストーリーがあるSPとかドラマCDとかアニメとかだとまた話が変わってくるので、結局様式や媒体の問題な気がする)



早い話が、自分にとって大きな影響を与えた存在でありながらコンテンツの変容に最もついていけてないのがアイマスというものなのでした。
ここまで長ったらしく書いといて半分エアプみたいなもんなので顰蹙買いそうだけど、ゲームに馴染めないものは仕方がない。
世間様にウケてる要素が自分にとってはコレジャナイなんてまあよくある話ではある。
君達が他のブランドにうつつを抜かしていれば私が水瀬伊織を永遠に独り占めできるのだから。
…冗談はともかく、自分がシャニマスに触れるには致命的なネックがいくつかあるというか、キャラは気になるけど無印に様式を寄せたけど結局そこからソシャゲライズされて似て非なるゲーム性になったのが壊滅的に合わないので、何かの間違いで100%箱マスの様式を取ったゲームモードでも出ない限りまたやろうって気にならない、よってシャニマスのキャラを知れないのが無念ってことなので、スターリットシーズンでシャニマスキャラ入るのは楽しみではある。いつ出るか分からないけど。