虹色プライヴェイトflavor

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精神が女児な人の備忘録

ご注文はうなぎですか? ◆10.11-20

2期と映画まで観たのでごちうさの話メインです。

1期1話〜6話は前回の記事を参照
https://aib-parfait.hateblo.jp/entry/2020/10/11/050722


ご注文はうさぎですか? 7話〜12話
抹茶ラテとワッフルを頂きながら観ました。

7話のAが完全に「そのパズルのピースは俺が飲み込んだ」って橘朔也さんが言いかねない内容で草。
8話はプールでチェスしてたり雨を笑顔で鼻水扱いしたり5人中4人が映画ちゃんと観てなかったり、いい感じで締めたのにチノが突然怒り出したり、和むシーンの合間合間に理不尽が襲ってくるのが割と好きだった。
9話は指折りに良くて、青山さんにとって万年筆が原動力であることを肯定してあげるのが5話でリゼの父親が愛用していたワインを弁償しようとする誠意があったことにも繋がる。青山ブルーマウンテンさんは自分の生きがいを仕事にする幸せと苦悩を担当するような存在だし、無職はごちうさ観てろってネットスラングみたいに言われてた要因が若干分かった。
11話も非常に良かった。夢を見出していく中でも誰かの夢を守るという美談を、チノにこっそりプレゼントを渡すことでサンタというフィクションのしきたりを通して叶えてくるのが、5・6話に肉薄する”綺麗な女児向け作品”みたいな良い話だったので涙腺決壊………
チノもサンタを演じたココアのことを知ってか知らずかおっちょこちょいと称するのもまた憎い…!
最終話も美しい…数話前でずっとここで一緒に働けたらいいねという空気を出しつつ、最後は下級生の子達が色んな職業のインタビューをしてるの、いつかは巣立っていくことを予感させて泣けるし、広義的な意味でお仕事ドラマのオチとして考えても良いセンスだと思う。(01の話はしてない)

総括。
自分は永遠に続くかのように日常が続いていく中でもいつかは消えてなくなってしまうような予兆を感じさせる儚さを感じさせてくれるような作品が好きで、昨今だと魔法つかいプリキュアやわたてんがそれに入るんだけど、ごちうさも最後の「日常デコレーション」がまさにそれを体現するかのような曲で死ぬかと思った…面白かった…

ご注文はうさぎですか??(2期) 1話〜7話
1話はチノがいきなり荘厳な例え話をしてくる辺りただでは良い話にはしない冴えた意思を感じたし、特にカメラで笑顔を見せることを強要するのではなく店=仲間の貢献へとして自然とできるようになるチノを見てると微笑ましい。
2話も面白かったけどリゼの捻挫する時の脚が非常に実りあるものでなんかそっちに気を取られてしまった。
犬が苦手という割には満更でもないシャロが結婚できない男の桑野(阿部寛)感ある。
3話はチノのキャラデザがいきなり変わったりプリズムショーになったりレヴュースタァライトになったり忙しない回だったせいで射s写生大会と創作ダンスの話だった実感あんまなかった。
4話もどいつもこいつも見栄を張ろうとして玉突き事故起こしてるような話で可愛かった。
5話6話はココアとモカの綺麗で少し複雑な姉妹愛が光る良いエピソード…姉の愛情を一身に受けて育ったココアとちょっと羨ましげな感情を見せるチノの心境の機微が垣間見えるのはいいんだけど、姉が下手すればろりこんの犯罪者ムーブだから微妙に穏やかじゃないのウケる。しかし、劣等感を同時に拗らせて素直に甘えられなくなってしまうココアのデリケートで屈折したシスコンぶりを頭ごなしに否定するんじゃなくて、本当のお姉さんらしくなったと受け止めるモカの姉妹構図が良すぎた…
7話はブランデー入りのチョコに酔ってハチャメチャ大混乱で楽しかった。ガンデレなチノが反則級!

ご注文はうさぎですか??(2期) 8話〜12話
8話で連鎖ストーカーしたり9話で職業体験して真っ当な女児アニみたいな展開してたり、10話で部活の助っ人過労死したりココアがピンポンテロしたり11話で山に行ってゾンビのどっきりしたかと思えばキャンプファイヤーで高速回転したり、前半クールより更に自由度が上がって面白かった…
しかし12話でこれまでの日常の積み重ねがエモにつながるのが何より見てきて良かったと思える。話が脱線ばかりとぶうたれるチノに対してココアが寄り道を沢山することで楽しい発見があって今の繋がりがあることを諭すようなエモ会話が、これまでの展開を全て言い表してて良い…
逆にココアが自責した(フリをする)ことでチノの本心を引き出して涙を誘うのに、ココアが茶目っけ利かせてフリをしたり姉に釘を刺したりするせいで良い話も笑い話みたいになってしまうの、まほプリ49話からの50話予告で余韻破壊してるのを思い出してしまい、やはりきらら作品における魔法つかいプリキュアの系譜(ごちうさの方が先なので走りともいえる)であることを実感。本当良かった。
映画とOVAも観なきゃ。

・劇場版ご注文はうさぎですか?Dear My sister
というわけで鑑賞。めっちゃ泣いた。
なんといえば良いのか……ココアとチノは確かに出会って世界が変わったんだけど、だからといって2人だけの世界になったのではなく、ココアを取り巻く世界とチノを取り巻く世界はコーヒーに溶けるミルクのようになくなったわけでもなくて、それぞれ続いてる上で2人の繋がりがあるというのが良かった…
ココアとチノが一緒に暮らせるのは確かに尊くて優しい世界なんだけど、それはそれとしてココアとチノだけで完結するのではなくて2人それぞれに優しい繋がりが待っていて、ココアにはそのどっちも大切な家族という、両方大事にする作劇が素晴らしい。
花火を背後に再会するのもまほプリの49話を想起させて俄然涙を禁じ得ない…ガールミーツガール文脈で一時の別れまで描くのは信頼。

2人が出会った優しい世界(カフェ)の外にも2人にそれぞれ世界が待っていて、だからこそ「セカイがカフェになっちゃった!」という主題歌のタイトルに繋がるの、曲を先に聞いてたからああエモい…


この先はおまけ

・ルパンの娘2期1話
良い意味で何も変わってなくて草。
のっけからご時世ネタ全開な上にショットガンのたかしを名乗るハイローのサバカンとホームズの娘に仕えるマネードーパントの人がいる時点でもう色々面白すぎるのに、1期から相変わらず昼メロと喜劇を行ったり来たりするエンタメが上手すぎるドラマである。
そのくせ彦馬さんが昭和のホームズを名乗りだしたせいで余計に昭和が溢れ出してるのと、パチモンのLの一族に吉田沙保里いて草。

アイカツ78話(再放送2周目)
この辺のパートナーズカップ絡みは面白かったような記憶がある。そしてこの次がある意味伝説の回…

・プリパラ52話(再放送2周目)
紫京院が遊戯王ファイブディーズデュエリストみたいな現れ方したのと、再放送でもそふぃの肩紐はそのままで草

・神様になった日1話2話
key作品のcv佐倉彩音版の黒須あろまみたいなヒロインが可愛いので観ようと思う。
1話のkey作品っぽい清涼感とコメディのバランスは良かったのに、2話はクソ映画シーンが若干滑ってたので早くも雲行きが…

・歴史迷宮からの脱出2話
なかなか面白い。特に北斎の女のくせに〜 という江戸の時代に根付いた男尊女卑な価値観に対して、純が"ホンネ"で怒ってるのがポリポリがコリってしてるような嫌味を感じさせなくてスッと入ってくる。こういうので良い。

魔王城でおやすみ2話3話
本格的なRPG世界で一人だけDIYしてるの秀逸。
さりげにエンディング曲がモードで良い感じ。
3話の逆セクハラ本当に好き。

トニカクカワイイ3話
芹澤優が完全に赤城あんなで草
作品のノリと芹澤優さんの迫真の演技がシナジー起こしてめっちゃ面白いし童貞目線の新婚ライフ描写は相変わらず新鮮だし面白い…

・魔女の旅々3話
リアル捕食植物とリア充魔法…
この作品もしかしてホラーか?

未来少年コナン21〜24話(再放送初見)
インダストリアの攻防編ともいえるこの3話本当に面白い。
行き過ぎたエネルギーによって自滅した文明を自省するような結末だったのも、宮崎駿作品らしい哀愁がある……
レプカの空母に潜入する展開もスリルを出すのが本当に上手い。