虹色プライヴェイトflavor

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精神が女児な人の備忘録

アイドルマスター2 the world is all one!

久しぶりに読み返したけど面白かった。勿論私の愛しの水瀬伊織も大活躍ですからね。(立場的にはライバル格なので)
765ASの漫画はcolorfuldaysもデビュー前の日常系としてプリチャンみたいな感覚で気楽に読めるので捨てがたいけど、こっちは正統派で大変良い。
(ぷちますは色々と次元が違うのでノーコメント)


春香・雪歩・響のユニットを担う主人公であるプロデューサーが961プロから来たスパイという前提があるからか、会話の隅々に打算的でドライな思考が垣間見えるのが新鮮。
その影響か、春香が多少毒気づきやすく感情的かつ俗っぽい性格になっている印象。
気を遣わせる事を躊躇ったり、正体バレした時に疑心暗鬼したり、割と怒る頻度が高かったりで意外なので、むしろアニマスの春香がただただ孤立感で意気消沈してた分臆病すぎたのかもしれない。
先日の記事(ゲッサンミリオン)でも述べたようにこのコンテンツは「団結」と称してアイドル同士の絆を重んずる傾向にあるが、この作品でもその裏をかくように心理的な距離感の描写が鋭くて、その匙加減が絶妙。
やみくもに手を取り合ったり肯定したりするのではなくて、一見薄情や放任に見えても何が最善なのかを考えた上で行動しその上で良い結果を得るという「信用」を大事にしているのがこの作品の主な特徴ではないだろうか。
アニマスと異なりPがみんなの面倒は見切れないと割り切ったり、竜宮がトラブってるのに春香らが過干渉するのを控えたり、黒井を紛糾してカチコミするのを千早が止めようとしたり)
アニマスが離れ離れでいるよりも一緒にいることを"団結"と定義したのに対して、この作品は最初から立場が違うし格差もあるけどそんな中でも信頼しているから"結束"していると、これもまた団結という半ばビジネス的なコンセプトの再解釈が出来ていたように思う。

水瀬伊織観点。
竜宮小町というライバルユニットの中心である以上相応の出番が担保されていて、要所要所でスプラウトに対する的確な指摘と毅然な対応が光っていたので撮れ高(私の惚れ所)は大きいものの、律子への気遣いが至らなかったのは私的には意外な減点ポイント。
こいついつも怒ってんなと思われそうな存在ではあるが、水瀬伊織が叱責を飛ばす事には大きな意味があり、この女は大抵信頼する相手に対しては"怒りながら褒めている"のだ。
しかし叱咤=激励を飛ばすのと難癖をつけるのは紙一重であり、3巻で律子を主人公Pと露骨に比較して貶しているのはただ難癖を付けているだけで、普段から水瀬伊織を理想の女性と敬い愛でる私の目を以ってしてもただのウザいクソアマにしか見えないよ。ビンタ不可避。
スプラウトに他人の振り見て我が振り治せ的な自省を促す役回りだった都合と、その後自分からジュピターとの勝負に乗っておきながら負けて悔しい気持ちを吐き出す以上、そういった拙くて幼稚な一面も見せる必要があったので、彼女の弱い一面を見たい人には良いと思う。水瀬伊織の涙は二色のハンカチで拭おうな。

細部。
原作2と同じレッスン衣装であるヨガ服がエロいので所々目に毒。
響がでかい。おっぱいまぎさるすけべ。
真美があざとい。亜美より物理的に発育過剰な気がある。幼稚なのに図体がでかい。胸元出しすぎ。15年以上君臨し続ける世界有数のどすけべろり。
この手の媒体には珍しく、才能面でもセクシー面でも美希の出番が少ないのは残念。

令和になっても尚、水瀬伊織メインの商業漫画は未だ存在しないのが惜しい。水瀬伊織リーダーで真美と美希の3人ユニットを描いた漫画とか読みたいのだが…(星彩ステッパーの人選はその点かなり理想に近い)