虹色プライヴェイトflavor

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精神が女児な人の備忘録

剣王朝

※2018/10/18 追記
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公式アカウントがいつの間にか消えてました。いくら公式とは思えないイカれたツイートの数々が散見したといえどれも貴重な文献であり、おまけにサプライズ次回予告もまとめて消えたのはショックでならないのですが、当時の恐慌しながら見届けた名残を感じて頂けたら幸いです。

剣王朝が終わってからも、「LOSTSONG」が歌で何でも事が運ぶ理不尽さから歌王朝扱いされたり「百錬の覇王」が製作元同じで覇王朝と揶揄されながらそれに見合う最悪にクレイジーなシーンを沢山残したりと、半年に渡り深刻な爪痕…もとい後遺症を残しています。
また剣王朝みたいな台風に出くわしたい

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今期の注目作品、まあ色々あると思うんですけど、実は災害レベルにとんでもない爆発力を叩きだして楽しい金曜夜に爪痕しか残さなかったのに公式フォロワー数は500程度という、凄い面白い怪作があるんですよ。剣王朝っていうんですけどね。

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宿業ノ剣(TVアニメ「剣王朝」OPテーマ)

宿業ノ剣(TVアニメ「剣王朝」OPテーマ)

主題歌はとても格好良いので、さぞ面白いアニメなんでしょうね。

【あらすじ】
時は中国の春秋戦国末期を舞台にした物語。韓をも併合し、趙との戦いも終わったばかりである。秦の君主は趙の残留戦力を殲滅しながら、秘密要塞「剣炉」で打たれた伝説の「大刑剣」を探す。これは一人の青年「丁寧」が仲間と共に剣の修行の旅をし、秦の統一の覇業を成し遂げ、剣王朝を作り上げる物語である。
引用:http://anime.eiga.com/program/106685/


以上が表向きの紹介ですけど、こんなのは全てです。
主人公の丁寧がしてきた旅の到達点は結局何なのか、周りで色々と企んでいたり当たり前のようにつるんできた人達は結局誰なのか、一体何が起きているのか、最初から最後まで、その一切分からないまま過ぎていきました。じゃあなんでこんなもの全部観れたんだっていうと、絵面がひたすら間抜けでアホで楽しいからです。

・全体的に戦闘がぺらい。人よりも武器の方が俊敏に動いていることも多い。

・しばしば敵兵に秒で囲まれる。おそらく敵兵の動きが肉眼で直視できないぐらい早いのだろう。

・予告の丁寧が毎週ヤケクソなテンション。かといえば変に大人しい時もある。世界観は春秋時代なのにそのうちラジオのメールとか読み始める。 その予告の台詞を考えてたのは作家ではなく丁寧役の下野紘さん。役者に丸投げ。


・丁寧が突然溶鉱炉に飛び込み、剣と一体になる。炎をバックに「剣に選ばれた時、剣は人であり、人は剣である。」という謎のナレーションが入る。
・ありえない低所から投げた短剣が、死角にある高所の窪みにホールインワンする。
このシーンに対して公式ツイッターナイス!ホールインワン!という煽りを入れており、この辺りから公式ツイッターの動きが怪しくなってくる。
・ライバルと思わしきキャラと剣で決戦していたのにこけしで倒す

・突然現れた爺さんが戦いを仕掛けてくるのだが、両者とも謎のオーラで戦い出し、挑まれた方は何故か秒で自滅する。

それさえ挨拶代わりだった謎の爺さん(以下、尊師)、色々と訳知り顔な癖に話を引っ張ってるんだか引っ掻き回してるんだか分からない、厄介な存在なのに、ホッホッホと呑気に笑って何でも丸く収める。

・何故か丁寧が尊師から恋バナを聞かされて遠い目をする。紛れもなく糞爺なんだけど、公式がそう言ってるんだから間違いない

・謎の回想で第1部(1話~6話)が終わる。その次の回から第2部(らしきもの)が始まるのだが、さも当たり前のように出てくる丁寧以外のほぼ全てが新キャラなので名前が分からない。 1部で一緒だった小太りの良い男とcv雑賀みつきの男(チョウヨ)といった旅の仲間はほぼフェードアウト。(後になって一応また出てきたような気がする)

・第2部では修行と称してチョウソンとかいう美人と霧の中で毎週いちゃついている。1部のヒロインらしきヤサクレイとも水中でキスした仲なのに。

・大刑剣とかいう作品全体で重要そうな剣はいつの間にかどっかいった。

・何の説明もなく、急にミンザンケンカイとかいう大会が始まる。むしろ始まってなかった。始まったと思っていたのに後から誰かが「大会が早まった」とか言い出して、じゃあ今なにやってんだよという混乱を招く。結局大会が始まりそうなムードで1クールが終わる。

・剣同士で戦ってたら急に浮いた。別にサイヤ人的な説明は一切ない。
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・その戦いでやられた方はしばらくして傷口の場所が変わった。
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・鎖を使う兄貴(シン)、妙に良い味を出しているのだが鎖の方が良く動いている。1度負けてから強くなったみたいな描写なのか、しばらくすると地中から鎖を出せるようになった。
「鎖が3本!?」とかいう迫真の反応を頂く。

・罠だ!って言いながら罠にかかる丁寧とチョウソン。セックス修行の価値はあったのだろうか。
・意図は分からないが宮廷のおばさん達が突然目力で突風を起こしたり脱いで暴れ出したりする。
・意図は分からないが惨い拷問シーンがある。その拷問の為に雑に1日延命させる薬が出てくる。
・意図は分からないが水彩画の世界にトリップする。
・意図は分からないが丁寧が急に小剣を飲まされる。
・「さっぱり、分かりませんね…」 
以上6点全て第11話の出来事。

最終回だけでも凄い。
・急に現れたスパイっぽい女性がものの数分で倒される。
・重要そうな決戦にどんどんキャラが乱入してくる。誰が敵で誰が味方なのか分からない最終回。
うえだゆうじcvのキャラがロケット団みたいな吹っ飛び方をして退場する。
・散々お騒がせしてきた尊師は、マスターハンドを操るおばさんに致命傷を喰らう。
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・その死に際でさえ思わせぶりな事を言いながら勝手に納得して良い笑顔で死んでいった。
・丁寧が突然氷の刃みたいなのに襲われそうな所で最終回が終わる。
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…と以上のように内容も凄まじいけど、それを取り巻く事情も凄まじい。

公式サイトがない。
そのせいでどんどん増える登場人物の名前も専門用語の意味も話の内情も分からない。公式ツイッターが長々とあらすじを3時間ぐらいかけてツイートした週がある。

・TOKYOMX以外でのオンエアがない
でもネットによる本編の配信も一切ない。

・公式ツイッターは毎週あらすじを解説してくれる
読んでもよく分からない。
それどころか上記の「ナイス!ホールインワン!」を筆頭として、オンエアのある金曜日を「プレミアム剣王朝デー」と称したり、薄々このアニメが意味不明なキワモノだと勘付いたのか質問コーナーをおっ始めたり、よりにもよって最終回でAnimeJapanに出席するため遅刻すると宣ったり、細やかな奇行が多い。


ところがあまりにも衝撃的な最終回だったのは織り込み済みだったのか、約30分遅れでNEXT剣王朝の動画をアップするというサプライズが発生。
ここまでイタズラに疲弊しながらも付き合ってしまった視聴者達は、てっきり最終回でいよいよ逃げたかと思っていた公式の掌でまんまと踊らされていたのであった。

剣王朝がこの1クールで築いてきたものがなんなのか、まるで分からないけど、とにかく無茶苦茶で楽しかったのは事実なので、ここまで来るとそ謎の達成感さえ覚えるし、4DX上映ともまた違う、映像と展開の理不尽同士が奇跡的に噛み合って生まれた新感覚アトラクションだったように思えてくるし、もう新たに見る手段は無いので集団幻覚だったようにも思える。

丁寧さんのバトルはとっても素敵で感動しました。でもこの旅で丁寧さんがやってきたことって、結局どういうことなんでしょう?


こちらのブログ様も合わせてお読みください。
norick.hatenablog.com
frontier.diarynote.jp


追記 3.29
aib-parfait.hateblo.jp

登場人物と設定をまとめました(5chスレから抜粋したものを付け加えました)
うちが公式サイトになります。